今日の持ち込みで編集者様から頂いたアドバイスを、まとめさせていただきました。
(総連東京都本部様には、印刷してネームと同封し、投函させて頂きました)
■要点(概要)
・全体的にかなり改善されてポップになった
・敵が特に良い
・正恩とヒロインで重要度の食い合いが起きているので要改善
・本作に作画の先生をつけて頂くのはトリプルA級の待遇(相応のネームが必要)
■要点(詳細)
・敵が良い(主人公を食べるやばさと見た目のギャップ、過去のエピソードなど)
・「ヒロインが説明役に徹して正恩のやばさを強調する」などの改善が必要。
(ネウロやトリコなどのように)
・設定の説明は全体的に削り、エピソードを見せる。
・連載の内容を伝えるラスト部分は全部カットで良い。
・「命力、革命家」などのネーミングや設定は良い。
・「中国が敵」というのは良いが許可を取れるかは前例がないので未知数。
・3つのバージョンのうち2つ目がポップで意外性もあり良い。
・1P目からの繋がりでは、3つ目のバージョンが良い
・キャラが3人なのは悪くない(テヒョンはカットすべき)
■2つ目のバージョン
・ポップで意外性もあって良い。
・重要な情報は大きいコマで伝えるべき。
・このキャラの場合「ハーバード確実」など「絵が下手だけど実は優秀」という部分が重要なので「ハーバード」のコマを大きくすべき。
・(藤井が「絵になるコマを大きくする」という考えだったことについて)「その考えもありで、情報の重要さで決める考えと、両方を意識すべき。
・画業の話は少し長いので短縮して良い。
・1P目の「一匹のブタが~」の後でヒロインが登場するのは違和感がある。
・その点では3つ目のバージョンの「一匹のブタと隻腕のJK~」の方が良い。
■3つ目のバージョン
・「主人公がやばい奴」ということは、言葉ではなくエピソードで伝える。
・1P目からのつながりはこのバージョンが良い。
■敵キャラ
・清楚な見た目で食人鬼というギャップが良い。
・小1で猫を食べたエピソードや、暴行犯の局部をかみ切ったエピソードなどが良い。
・正恩やヒロインと違い、そのキャラがエピソードで伝わる。
・ヒロインの肉を食べる展開も良い。
■設定の説明
・基本的になしで良い。
・エピソードを入れる
(自衛隊に攻撃されている敵が話す部分は良い)
・バトル漫画で重要なのは「作中で何をするか、どんな攻撃をするか」など「作中」の内容。
(設定ではない)*読み切りに入れる内容としては
■「敵が中国」について
・前例がないので許可を取れるかわからない(連載も含めて中国のプラスになる内容だったとしても)。
・「革命家」という言葉とは合う。
・1国1人、人間のキャラを出して戦うなら「魔族などがそんなに人間を信用するはずがないから、敵の組織は人間の組織」というのも間違っていない。
■面談から敵の登場までの流れ
・主人公と同じ学校でスムーズにつながるのは良い。
・同じ学校なら驚き方がもっと違うはず。
・「げ!」とは言わない。
・漫画は「リアル」でなくて良い(空想で良い)が「リアリティ」は必須。
・今の演出だとリアリティが足りず、ここで急にファンタジーになった感じがある。
■革命家の説明をしている最中、自衛隊がひたすら攻撃する演出
・絵的に動きが出るので良い。
・説明がわかりにくくなることもない。
■テヒョンの部分
・ここはカットで良い。
・序盤の会話が長い。
・読者が知らないキャラをあまり出すべきでない。
(ここは私も同じことを考え、2つの改善版ではカットしていました)
■命力と革命家のネーミング
・良いと思う
■金総書記の見せ方
・読者は金総書記の情報をほとんど知らない
・「北朝鮮の独裁者」くらい
・なので「金正恩がこういうことをしてるから面白い」というような見せ方は通じない
■金家三代がわざと暴政を敷いた設定
・ここも含めて設定の説明は通り過ぎてしまう。
・エピソードで見せるべき。
・「その作中で起きたこと」しか読者はわからない。
■「ルージュ」が命力を与えたという設定
・設定自体は良いが出す必要はない。
・それまでリアルで進んできて、ここでモンスターが出るのは唐突な印象。
・ラスボスの情報は初回から求めないので、カットで良い。
■「勉強の革命家」について
・この説明が不足している
・なぜパンチになるのかがわからない
・「この子、パンチ強いキャラだったんだ」となる
・「そのキャラの得意なことが技になる」というのはわかる
・例えば水泳選手が水泳の技を使うなら、説明なしでそういうことだとわかる
・ヒロインが勉強が得意なことは言葉の説明で出ているだけで、エピソードとして出ていない
・エピソードが必要
■ヒロインの終盤のセリフ(「少しでも信用できないと思ったら~」の部分)
・それまでの受け身のキャラと乖離している。
・「この子、こういうこというキャラだったんだ」という感じがする。
・やるならこのセリフのようなキャラで最初から通すなど、一貫性が必要。
■ラスト
・平壌オリンピックは唐突。
・何も前振りがない。
・前振りを入れるなら「いつかオリンピックを開きたい」みたいな話をすることになるが、それはおそらく違和感がある。
・なので、カットで良い。
■最後の集合写真
・ベタになる。
・この読み切りのここまでの流れから言って、最後に読者が求めるのは泣きではない。
・また、連載のキャラや設定の情報をそこまで盛り込む必要はない。
■終盤の連載の流れがわかる部分
・連載の内容はわからなくて良いので、五輪や集合写真も含めてまとめてカットで良い
■他媒体にも持ち込むべき?
・本当に社会を変えるインパクトがある作品なら媒体を選ばない
・マガジンやサンデーなど他媒体でも良い
*ご指摘いただくと確かにそうですが、大ヒットした後のメディアミックスなどの展開で、集英社様の実績が一番豊富であるため「大ヒットの後」を考えると、ジャンプ+かジャンプに持ち込みさせて頂くのが良いと考えております。
ただ「どの媒体の編集者様が見ても面白いと感じて頂ける、ポップな内容にすることは、確かに重要と考えます。
■本作に作画の先生をつけて頂き、ご掲載頂くのはトリプルA級の待遇
・漫画はシナリオやアイディアだけでなく絵での見せ方も重要
・コマ割りなどもまだ改善が必要で、本原稿でもない
(メインのネームは原稿かとも思っていただけたようで、ネームとしては十分なクオリティかと思います)
・受賞歴のない新人の読切にいきなり作画の先生をつけるのはトリプルA級の待遇
・トリプルA級のネームであれば可能(現状ではまだ届いていない)
コメント